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とある会社でマーケターしている人が書いたQOL向上読み物

とある会社でマーケターしている人のメモ帳vol.1〜必要な基礎的考え方

とある会社でマーケターとして働いています。

よく後輩に話すことが多いんですけど、いつも言って終わりで文字に起こすとかしていないのが勿体ないと思っていてブログを始めました。

日々の備忘録をまとめたり、トピックスごとにまとめたいなと思っていて。今回はメモ帳という意味合いで「マーケターに必要な基礎的な考えた」という内容で書いていきます。

 

自前主義でいこう

会社でマーケティングをしているとスキルセットが不足していて外出し(外注化)することも多いと思います。でもそれって正直、おすすめしないです。

世の中のInstagram運営代行って相場30万円以上します。フリーランスだったら安いけど、それでも数万円のコスト。

ノウハウ学ぶって文脈だったりすると良いけど、SNSのノウハウはそこら辺のYoutubeでInstagram専門家が語っている事と同じだったりします。本当にお金の無駄。

しかも社内にノウハウが溜まっていかない。

ノウハウが溜まっていくのが自前主義の一番のメリットだと思います。

圧倒的に成果を出せる外注いるなら外出しでもいいと思いますけどね。

大事なのは、事業の一番下から一番上まで自分たちで把握しようよってことですね。

そしたら、手触り感があるので、数字が良くなったり悪くなったりした時に感覚で何が悪いか、何が良いかが掴みやすかったりします。

全部、把握しているってやはり大事なことだと思います。

 

マーケターは経営者思考であること

基本的にお金を使えるって贅沢な事。世の中の中小企業のほとんどってお金がない。マーケティングコストにお金を投下できる人って一部の会社だけだったりします。実際の所。逆にお金を使える会社って異常と思ったほうが良いです。

 

なので、「利益は後からついてくるみたいな悠長なことって言えない」し、「最初から利益出さないと死ぬって感じ」です。

利益管理をしっかりして、広告出したらその1回で広告費を回収できるような設計をしたり、赤字になる可能性があったら過去データや競合データを分析して、絶対に失敗しないと判断した上で実施するという感じです。

 

もし自分のお金だったら借金までして広告投下しないでしょ。

赤字になることに全てを賭けたりする馬鹿な事はしないでしょ。

なので、毎月必ずしっかりとお金が残るように設計していくことが大事になります。

 

広告を実施するか実施しないかは売るものによる

広告を実施するかしないかは売るものによります。D2C定期販売ってよくみんなやると思うんですけど、あれは儲かるからですよね。化粧品とか健康食品とか。

逆にグルメとか消耗品でないものとか、アパレルとか・・・こうなると、そもそものリピート率が悪いから広告効果が悪くなる可能性があります。

こういう場合は広告の使い方を変えてみることが重要です。

D2C定期販売はそもそも儲けが出やすい仕組みなんですけど、それ以外の売るものは売る仕組みに対して広告を実施していく考え方が必要です。

メディアを作ったりとか、LINE登録者を増やすとかそんな感じです。

いつでもマネタイズできるリストを持っておくということです。D2C定期販売は単一商品でガンガン積み上げていくモデルに対して、メディア・場作りをしっかりして色んな商品を提案できるコミュニティ型です。

 

競合参考にしすぎたら失敗するよ

ここ近年のマーケティングブームメントとしてあったのは、サブスク型が流行っていたので、最初は大量予算で広告投下してサブスクで回収していくモデル。

色んな所の成功事例が出てきて、自社も参考にって事で実施する会社多いけど、これ失敗するからマジで注意してね。

「◯◯くんがポケモンブラック持っているから、僕もポケモンブラックほしい」と親におねだりする子供のような思考です。

自社の販売している商品✕自社のスキルセット✕自社の影響力などで全然変わるんですよね。他社の数字が分かっていたとしても・・・、どれくらい広告費を投下しているのが分かったとしても参考にならない。

これで語っているマーケターがいるとしたら、もうメチャクチャ怖いです。

 

地味なデータ分析が一番効く

四季報写経ウーマンさんのXポストがバズっていたけど知っています?

note.com

こういう地味なデータ分析・データ収集が一番効きます。

他社データ集める前に自社データを隅々までチェックすることが本当に重要です。

ぶっちゃけ、広告予算の割り振りや、販売計画や商品の販売デザインとかってみんなやりたいし、楽しいから率先してやっていく人が多い。

こういう人は失敗しやすいから本当に要注意。キラキラした世界に目を奪われて大変な目に合う、田舎から上京したキャバクラ嬢とでも例えればいいのでしょうか?

地に足着けて、地道な実地調査が大事ですよ。

周囲の話を聞くと自慢話しか話さないから、競合調査するなら悪い数字を積極的に拾っていて、どうしたら失敗しないかを考えるのが重要です。

 

引き出しを増やすためにZ世代と交流すべし

これ読んでいる人が何歳かは分からないですが笑

マーケティングの腕を磨いていくならば、Z世代と積極的に交流すべきです。

なぜかって?

だってこれから時代のスタンダードを作っていくのは彼らだから。

インフルエンサーの人って数百万円とかをSNSだけで稼いでいる人ってザラにいるんですよ。ちなみに先月、ウチがインフルエンサーPR費用に使った販管費は200万円超えていました。そんな感じ。

 

自分じゃ考えつかない、面白い動きしたり、考え方をしたり。もう常識が違います。

どこかの偉いおじさんの過去の栄光、武勇伝よりも1,000倍くらい参考になります。

何より引き出しが増えます。Z世代って要領も良いじゃないですか。

労力を圧縮する力もすごいんです。もうパラダイムシフトですよね。マーケターの強さっていかに引き出しを持っているかです。

見下したり、先輩風を吹かす人も多いんですけど、そういう人こそ失敗しやすいですね。周りを見ていて。

 

まとめ

とりあえず、最近・・・後輩くんに話した内容をまとめてみました。アウトプットって大事ですね。マジで思考の整理になる。面白いのでどんどんブログ更新していけそうかも。