「FPSの女王」と呼ばれる一ノ瀬うるは。2024年6月時点でチャンネル登録者数63万人を超える彼女の中の人が、かつて「SeaDays」として活動していた伝説の配信者だったことをご存知でしょうか。
今回は、SeaDaysとして活動していた2018年から、一ノ瀬うるはとしての現在まで、あらゆる角度から徹底的に解説していきます。
SeaDays時代の伝説的エピソード
圧倒的なゲームセンスで魅了したPUBG配信
2018年4月3日、TwitchにSeaDaysが登場します。自己紹介では「主にPUBGしてるニート」と控えめに記載していましたが、その実力は桁違いでした。
デビュー配信から、すでにキルレート3.0以上をキープ。通常のプレイヤーが苦戦する4vs1の局面でも冷静に立ち回り、見事な勝利を収めるシーンは伝説として語り継がれています。
特に印象的だったのが、2018年5月のある配信。敵チームに囲まれた絶体絶命の状況から、M416での連続ヘッドショットで4人を撃破。この試合の様子は、プロゲーマーのOwLさんにも「女性配信者でここまでの技術を持つ人は見たことがない」と絶賛されました。
プロも驚愕したトーナメントでの活躍
SeaDaysの名が一気に広まったのが、2018年8月19日開催の「第二回PUBG GIRLS BATTLE」でした。この大会では、後にぶいすぽっ!メンバーとなる白波らむねの前世(まゆちん)とペアを組んで出場。
決勝戦では驚異的な成績を残します:
- 第1試合:10キル2アシストで優勝
- 第2試合:7キル1アシストで3位
- 第3試合:12キル0アシストで2位
特に第1試合では、最後の接近戦で1vs2の状況を制し、会場を沸かせました。この時の実況解説を務めた釈迦さんは「SeaDaysさんのエイム精度は男性プロ選手と比べても遜色ない」とコメント。
準優勝という結果以上に、その圧倒的な実力でファンを増やしていきました。実はこの大会、現在のぶいすぽっ!メンバーの前身が多く参加していたことでも知られています。花芽すみれ(Eve)、胡桃のあ(こめじるし3こ)など、後の仲間たちとの接点がすでにありました。
SeaDaysの素顔と配信スタイル
SeaDaysの配信は独特の緊張感が漂うことで有名でした。4時間以上の長時間配信でも集中力を切らさず、視聴者との会話も丁寧に行う姿勢が評価されていました。
顔出し配信では、ギャル風の派手な金髪に猫目メイクという特徴的なルックスで人気を博しました。2022年4月に投稿された自撮り写真では、黒のチョーカーとシルバーのピアスというストリート系のコーディネートで注目を集めています。
当時の視聴者数は平均500人以上。最大同時接続数は2018年12月の配信で2000人を記録しました。人気の理由は実力だけでなく、視聴者一人一人のコメントに丁寧に返信する姿勢にもありました。
意外な素顔と私生活
SeaDaysの素顔は意外にも天然な一面が。配信中に度々見せる抜けた発言や、部屋の掃除が苦手なエピソードは視聴者の癒しとなっていました。2018年11月の配信では、エナジードリンクの空き缶や食べかけのカップ麺が映り込み、視聴者から優しいツッコミを受けることも。
好きな食べ物は餃子とカップ麺で、特に蒙古タンメン中本には執着が。「辛いの大好き」と言いながら汗だくで食べる姿は、今でも語り草となっています。にんじんが苦手で、カニアレルギーという意外な一面も。
実は勉強も得意で、視聴者からの数学の質問に即答するなど、知的な一面も。東大生説が出たのもこれが理由でしたが、実際は神奈川県の大学に通っていたとされています。
SeaDaysから一ノ瀬うるはへ
2019年2月1日、SeaDaysは突如として活動を終了。その2ヶ月後、一ノ瀬うるはが誕生します。両者の共通点は数え切れないほど:
声質の類似:低めでハスキーな声、特徴的な笑い方、焦った時の声の上ずり方まで一致。SeaDaysの声を知る視聴者からは「一瞬で分かった」という声が多数。
配信スタイル:PUBGでの立ち回り、エイムの特徴、武器の持ち替えタイミングまで酷似。特にM416を使用する際の独特なスプレーコントロールは、まさにSeaDaysそのものでした。
生活パターン:同じ神奈川県在住、同じ158センチの身長、実家暮らしから一人暮らしへの移行時期も一致。2022年8月8日には両者が同時にコロナ感染を報告するという決定的な出来事も。
2024年現在の活動
一ノ瀬うるはとしての活動は、さらなる進化を遂げています。VALORANTでの活躍は特筆すべきもので、2024年前半だけで3つの大会で優勝。チャンネル登録者数は月間平均で2万人以上増加中です。
ぶいすぽっ!メンバーとの関係も深く、特に花芽すみれとは「PUBG GIRLS BATTLE」時代からの盟友として、頻繁にコラボ配信を実施。2024年4月のコラボ配信では最高同時接続者数5万人を記録しました。
まとめ:伝説は現在進行形
SeaDaysから一ノ瀬うるはへ。その歩みは、まさにVtuber界の伝説と言えるでしょう。実力、人気、そして視聴者との絆。全てが進化を続けながら、本質的な部分は変わらないままです。
2024年後半に向けても、新たな挑戦を続ける一ノ瀬うるは。その活躍からは、もはや目が離せません。SeaDays時代から積み上げてきた実力と信頼が、さらなる高みへと彼女を導いているのです。
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